2017年12月23日(土)、地域通貨「YU」定例会でクリスマス会が行われました。

参加者

20名 (クリスマスの時のみ、普段は数人、会員は100人いて実際動いているのは30名ほど)

30代~90代。 原村移住後20年以上の方が多い

実施頻度

定例会は月1回、クリスマス会は年1回(定例会を兼ねる)
クリスマスは18:00~21:00くらい

実施場所

会員さんのお宅 (会場費としてYUを付与)

いつからやってるの?

地域通貨「Yu」自体は2000年~

内容

皆さんが腕を振るった一品が所狭しとテーブルに並びます。自家製のビールを持ち込む方、七面鳥を持ち込む方、凝ったサラダやクッキーまで。

乾杯の後、お腹が膨らんだ頃、自己紹介でぐるっと一周。楽しいこと、やってること、最近の不安など内容は多岐にわたり「原村に来ていい出会いが一杯あった。YUの緩やかな関係はいつも何かしなきゃでもなく、安心感ある緩やかなセーフティネット」「個性が霞んで安心して暮らせる」との言葉が印象的でした。

ちょっとしたバザーコーナーもあり、500円のプレゼント交換もあり、大変盛り上がりました。

参加費

なし、一品もちより

実施経緯

20年前、NHKでミカエル・エンデの「モモ」が放送されました。

それを機に通貨よりコミュニティ作りが大事と認識が広がり、2007年より生涯学習の村づくりでも地域通貨の専門部会ができたそうです。

原村のYUは、その専門部会よりも前に始まっており、紙幣や貨幣を流通させるわけでなく、最も簡単な形。

ローテクである意味最先端かもしれません。

会員は1YU=100円くらいな感覚で自分のできることに値段をつけ、プロフィールとして事務局に申請します。

プロフィールを事務局で更新して会員に渡しており、会員はそれを見て会員同士でやりとりします。

労力の提供や物品のやりとりがメインで金銭のやりとりはありません。

ノートにYUを書いていくので、マイナスのYUの人もいれば、プラスのYUの人もいる。

近所づきあいの助け合いやおすそ分けをYUという仮想単位で可視化したような感じです。

目的もあくまでコミュニティづくり。効果として役割や出番が得られているそうです。

社協の取材者より

福祉的な視点で言うと、マイナスのYUの人は「助けられ上手な人」、プラスのYUの人は「助け上手な人」。

どちらも居て地域であり、コミュニティ。

素敵な仕組みを教えていただき、ありがとうございました。

▼2018年5月追記

以前、高原朝市でYUも使えたそうですが、現在は使えないそうです。